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2015年9月12日土曜日

おいしいクラフトビール考察

最近、かなり考えさせられる出来事がありましたので、ちょっとコラム的に記事を書いてみます。

beer



世界を放浪して気づいたクラフトビールにおける重大な(でも今更な)事


くらふとびーる旅はビールブログ。旅をするにあたって、世界中の美味しいビールを紹介しまくろうと意気込んで始めたブログです。サイト内で明示した事はありませんでしたが、個人的に掲げるテーマとして


  1. 世界にはどんなおいしいクラフトビールがあるのか。
  2. クラフトビールのおいしさの根源は何なのか


この二つは結構大きなテーマでした。もちろん、僕たちはビール醸造素人。かつ特別ビールのスタイルの歴史に詳しいわけでもなく、ガチ消費者目線の独断と偏見でビールを見てしまう事もしばしばあります。(例えば、大手ラガーが好みじゃない=大手ラガーはダメなビールとかね。)

別に物事は偏見で見てもいい


なぜなら、ビールを飲むほとんどの日本人は素人だからです。ソムリエ的にビールの良し悪しを判断するわけではないです。音楽を聴く時に、演奏者や楽器がいいか悪いかなんて素人が聞いても大して分からないアレです。何事も良し悪しを推し量るには経験知と技術に裏打ちされた体験の積み重ねが重要ですよね。

反面、素人のいい所として常に感覚的に楽しむ事が出来るという事があります。ここがミソで、感覚的というのは意外とバカに出来ない事です。すべての事に通じると思いますが、伝統的かつ最も綺麗な手法や格式が常に正しいとは限らないからです。

伝統や格式を必要以上に知らなくても出来る事


ビールで言えば極論、娯楽的な飲み物ですから「旨けりゃいい。」という訳です。そこで大事になるのが、「旨けりゃいい」を個人の価値観や味覚を別にして、決定的に差をつける物がクラフトビールにあるのか。ということ。

伝統のビール製法や各国のビール文化背景などは知らなくても、有名なスタイルないし、最低限2種類以上のビールを知ってさえいれば、誰だって個人的な味の比較は出来るはずですからね。



なので上記のテーマを分かりやすく言い換えれば


  1. 世界にはどの既存スタイルをも凌駕する個人的に旨いビールはどれほどあるのか。
  2. バカでも分かるクラフトビールの美味しさに差をつける物は何なのか。


ということです。本当に個人的な視野ですが、今回の旅で素人なりに感じた素人なりの1つの偏見を出したいとおもいます。

既存スタイルを凌駕するほど旨いビールは無限にある


beer

例えば、これはアメリカのサザンティアブリューイングのクリームブリュレスタウトです。スタイルとしてはスタウトになりますが、伝統的なスタウトとは明らかに一線を画しています。だって、ものすごく甘いですから。これがセオリーとは言わない事は僕でも分かります。

このようなビールはこれだけじゃなく、本当に多くあります。もしかしたら、僕が知らないだけでスタンダードなスタイルなのかもしれないですが、素人の想像を超えるビールならまさに無限です。

クラフトビールの味の差は確実に「鮮度」で出る。


これは本当に世界中をぐるぐる回って心から思います。

ビールは鮮度で味が劇的に変わる!!!
バカでも分かるくらいに!!!

大手のビールですら、タップ、瓶、缶の状態でかなり味が変わりますので、海を越えて来たクラフトビールは…想像に易いですよね。これ、体感すると結構驚くかもしれないです。

ちなみに僕がこれを一番感じたのはベルギーでパウエルクワックを飲んだ時。クワックって日本でも比較的手に入りやすいので是非トライしてみてください。結構強めなビールなのでコクがあり、強アルコールの棘のある味してると思います。現地で飲んだタップのパウエルはコクはそのままにアロマがものすごく良かったんです。これ、おそらく保存状態がかなり影響するんだと思うのです。

もちろん、ビールによって熟成したほうがいい物もありますが、作り手がベストだと思うビールの状態って、間違いなく現地に近ければ近いほど精度が上がると思います。これ、おそらく思っているよりも遥かに大事なことで、輸送状態を気にしなければどんなに素晴らしいビールも全く別物になってしまうという事だと思うのです。

現状、輸入ビールでおいしいクラフトビールを楽しむ人が多い日本では、かなり考えなければならない事なのではないかと思います。


ただ、最後にこれだけは分かって欲しい事


クラフトビール醸造家はコンセプトをしっかり持っているという事


カナダで縁があってビール醸造家の方とお話させて頂く機会があり、日本のビール事情について情報交換した際にこうおっしゃっていました。「アメリカのクラフトIPAが流行って来てるのはいい事なんだろうけど、みんなもう少しスタイルに目を向けて欲しい。イングリッシュIPAを飲んで、「アメリカIPAみたいなホップさがないから美味しくない!!」みたいな事を言われてしまうとちょっと違うんじゃないかって思っちゃう」

この言葉、ものすごくグサッっと刺さりました。クラフトビールブームとはいえ、日本はビールのスタイルに関してはラガーはラガー。IPAはIPAと確かにくくりがちかもしれないですね。せっかく作り手が消費者に喜んでもらえるような新しいコンセプトを考えていても、既存の顧客にある「アメリカンなホッピーなIPAが美味しい!!」という成功体験が強いと中々そこまで目がいかないかもな。と自省を含めて思いました。

好みの探求と質の探求の違いの理解って難しいですよね。
でもクラフトマンシップを尊重するクラフトビール文化がそこは狭量になっては行けないなと…。

なので、自分の好みのビールでなくとも一歩違った目線で見るとビールはもっと楽しくなると思います!!!!


旅行報告やビール情報はもう少しお待ちください…ごめんなさい…






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